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Web業界の転職経験者の声

はじめに

ここでは、私自身がWebクリエイターとして転職活動を経験したことや、Webデザインのスクールでの講師という立場から見てきた多くのスクール卒業生の就職活動状況、そして周りのクリエイターの友人や知り合いの転職の話などをお伝えしていきます。これらの実体験や直接聞いた話などを踏まえて、皆さんのWebデザイナーやクリエイターとしての転職や就職活動を検討するためのお役に立てればと思います。

 

転職活動の経験談

まず私自身の転職活動の経験をご紹介します。

私自身も、Webデザインのスクールを卒業してWeb業界への初めての転職、WebデザイナーからWebディレクターへと転向して転職など、このWeb業界での就職活動や転職を経験しています。スクール卒業時は、スクールのイベントに来られた企業にそのまま採用していただいたので、あまり就職活動を本格的にしたわけではありません。それから約1年後に、WebデザイナーからWebディレクターへ職種を転向する中で、次の転職をしました。この時は様々な就職活動をしました。

まず、興味のある制作会社のウェブサイトをチェックして、採用募集をしていないか確認をしました。Webの雑誌などにもよく掲載される有名な制作会社や、好きなウェブサイトの構築を担当した制作会社などのウェブサイトをチェックしていきました。

次に、求人が集まる求人情報サイトに登録し、希望に合いそうないくつかの企業をピックアップしました。求人情報サイトには、多くのWeb制作会社の求人が集まっていたので、各企業のウェブサイトを探して回るだけでは見つけられない求人情報や、企業のウェブサイトには詳しく掲載されていない募集要項が求人情報サイトでは詳しく掲載されている、というようなこともありました。

そして、人材紹介会社への登録を行いました。人材紹介会社への登録は、簡単なSPI適性検査や履歴や職歴の登録、希望条件などの登録をすると、人材紹介会社の担当スタッフが希望に合う求人情報などを色々と紹介してくれたりアドバイスをしてくれたりします。

最後は、スクール生徒時代の仲間や講師の方に相談をしました。つまり、人脈を使っての就職活動になります。その時は、当時の講師の先生から仕事の紹介をしていただきました。この時は、いただいたお話が、自分の方向性とやや違っていたので、紹介いただいた企業に就職することはなかったのですが、お墨付きでご紹介いただいていたので、是非来て欲しいというお話までいただきました。

このように、様々な就職活動の方法を用いました。それぞれの就職活動方法にそれぞれの特徴があるので、どれが一番良い就職活動方法かという判断はとても難しいのですが、逆にそれぞれに特徴があるため、様々な就職活動方法を併用することで、ひとつの就職活動方法だけでは見つけられない企業や求人を見つけることができます。

よい求人を見つける最良の方法は、様々な就職活動方法を併用することです。もちろん大前提として、自分のやりたいことや方向性、そして条件などを明確にして、多様な求人の中から本当に希望の求人を見つけることが大切です。


スクール卒業生の就職活動の様子も簡単にご紹介します。

Webデザインのスクール講師として、多くの卒業生の就職活動に触れてきました。時には、インターンとして自分の会社で経験を積んでもらう生徒さんもいましたし、就職先を紹介したり、自分の会社に採用したこともありました。

しかし、Webデザインのスクールを卒業して、Web業界での仕事を希望するほとんどの生徒さんは、自力で就職先を探すことになります。スクールに直接きている求人情報もありますが、求人情報サイトや人材紹介会社など、様々な就職活動方法を併用するようにアドバイスしています。

理由はやはり、ひとつは就職活動方法だけでは見つけられない企業や求人を見つけられる意味合いが大きいです。さらには、人材紹介会社や派遣会社を活用することは、就職事情や業界事情を勉強するひとつの機会になるからです。特に、このWeb業界やWeb業界の採用事情をほとんど知らない生徒さん達にはよい経験になります。また、多くの面接をすることもひとつの勉強になります。


最後に、Web業界での転職経験者の様子を簡単にご紹介します。

Web業界で仕事をしていると、クライアント企業の担当者や代理店の社員、外注先の制作会社の社員さんなど、この業界での友人や知人が増えてきます。また、Webデザインのスクール講師もしていましたので、スクールを卒業した生徒さんも、Web業界で働くクリエイターとして交流が続きます。

そんな周りの人達の転職活動を見ると、やはり複数の就職活動方法を併用していることが多いです。人材紹介会社や人材派遣会社を活用するケースも多いです。スクール卒業生の卒業時とは違い、皆さんはWeb制作の実務経験があるため、その「実績」が転職活動での強力な武器になります。人材紹介会社や人材派遣会社に集まる求人は、比較的大手の企業や給与の良い求人などが集まる傾向があります。人材紹介会社や人材派遣会社を活用して人材採用を行うコストをかけている企業の求人が集まるというわけです。当然、多くの転職希望者の皆さんは、転職するならより良い制作会社やより良い条件での転職を考えているからです。

また、合わせて多いのが、人脈を活用した転職です。一言で言うと、知人などの人の紹介で転職をするということです。転職先の企業のことも通常より詳しくわかりますし、知人などが自分を企業に紹介してくれるわけですから、その人と企業の関係や信頼性が高いほど、その人の紹介ということで、通常の求人応募より何倍も高い確率で採用に繋がるのです。業界自体が若く、まだまだ狭い業界ですので、仕事でも求人でも、人脈は大きな意味を持っているのです。

 

分析:独自に応募する方法

自ら就職したい企業のウェブサイトなどを探し、その企業に応募する方法です。「この企業に入りたい!」というように決まっている場合は、直接その企業の採用情報を探すのが早いです。

もし企業のウェブサイト上に求人募集の掲載がなくても、その企業に入りたくて探しているのですから諦めないようにしましょう。メールや電話で直接お問い合わせをしたら、面接の設定をしてもらえるということもよくあります。たまたま、採用情報がウェブサイト上にないだけだったり、積極的な募集をかけていなくても、それでも応募してくる人を評価して期待してもらえるということもあります。

また、採用情報サイトで企業名で検索したり、人材紹介会社に「この◯◯の企業の求人はありますか」と聞いてしまうのもよいでしょう。入りたい企業には、諦めずにアプローチをしっかりとすることが肝心です。

 

分析:求人情報サイトの活用

インターネット上には、何千、何万という求人情報があつまる求人情報のポータルサイトがあります。私が学生の頃は、インターネットを活用した就職活動はまだまだ小さなものですが、今の時代は、これが当たり前なのです。もちろん、新卒採用だけではなく、転職活動にも、とても役に立ちます。転職専用の求人情報サイトもあれば、新卒採用専門の求人情報サイトもあります。しかも、Web業界ではスキルや実務実績のある経験者採用のニーズが非常に高い業界なのです。

求人情報サイトにも、様々なサイトがあります。例えば、ある求人情報サイトでは、集客力は高いが企業が求人広告を掲載するのに高い費用がかかるため、大手企業の求人が集まりやすいメリットがあります。ある求人情報サイトではITやクリエイティブに特化した求人情報に強みを持つサイトがあります。ここにはWeb制作会社の求人が多く集まりやすいというメリットがあります。

求人情報サイトの中にも様々な特徴があるため、ひとつの求人情報サイトに絞らず、いくつかの良さそうな求人情報サイトを併用して活用することをおすすめします。

 

分析:人材紹介会社の活用

人材紹介会社は、企業と求職者をマッチングすることをビジネスにしたサービスで、人材紹介会社のウェブサイトがたくさんあります。一般的に人材紹介サービスは、まず求職者は人材紹介会社のウェブサイト上から(仮)登録をして、具体的な面談やマッチングに進んでいく流れです。

人材紹介会社に集まる求人情報は、大手企業の求人や給与などの待遇のよい企業の求人情報などが集まりやすい傾向があります。これは、人材紹介会社を活用するだけの採用コストをかけられる企業が多く集まるからです。一概には言えませんが、企業が人材紹介会社に払う費用は、採用された社員の給与の3ヶ月分や年間給与の1/3程度が一般的と言われています。つまり、年棒で600万円なら、1人の採用コストが150〜200万円程度になるというわけです。

また、求職者の担当スタッフが、希望の求人を探してくれたりアドバイスやフォローなどをしてくれたりします。また、SPI試験や適性診断などもしてくれることもあるので、こういったメリットを受けることができるのもひとつでしょう。

 

分析:人材派遣会社の活用

人材派遣会社も、企業と求職者をマッチングすることをビジネスにしたサービスですので、人材紹介会社と似ています。大きな特徴の違いは、ひとつの企業での仕事が数ヶ月から数年程度と短い傾向にあるということです。

これは、雇用形態や契約形態、細かくは派遣法などにも関連してくるのますが、簡単にポイントだけをお伝えすると、まず雇用形態が「派遣」であるため、求人情報を出している企業に就職するわけではなく、人材派遣会社に採用されて企業に派遣されるという形態になるということです。そして、各企業との派遣の契約が、数ヶ月でひとつの契約になっていて、これを更新するか更新できるか、というように短期での契約を更新して続けていくことで長期でひとつの企業で働くことになるからです。

この企業に正社員として採用されたい、5年10年という長期のスパンで勤めることを考えている場合には、人材派遣よりも人材紹介会社を介しての就職活動をオススメします。しかし、派遣の中には「紹介予定派遣」という雇用形態もあります。これは、派遣期間が終了した時に直接雇用契約を結ぶことを目的とした派遣なのです。つまり、派遣期間終了時に、双方が合意すれば契約社員や正社員として、その企業に就職することが可能になるのです。そのため、最初から派遣会社を切り捨てるわけではなく、紹介予定派遣を中心に、派遣会社の求人を検討するということは大きな意味があります。

逆に、ひとつの企業に勤めたいというより、派遣で良い仕事をしたいという場合には、人材派遣会社の存在は非常に頼もしいものになるでしょう。また、残業代もきっちりと出て、時給で計算すると比較的よい給与になる求人が多い傾向にあるのも特徴です。

 

分析:人脈の活用

人脈を使った就職活動を簡単に説明すると、Web業界の友人や知人を通して、転職などをすることをいいます。知人が働いている制作会社で人を募集していたり、知人の知り合いの制作会社が求人を募集している可能性は極めて高いのです。この時、この知人を介して紹介してもらうということになります。

人脈を活用した就職では、採用率が極めて高くなります。知人と採用希望を出している企業の関係が親密であればあるほど、採用確率は飛躍的に高くなります。Web業界での就職・転職希望者は少なくはありませんが、ほとんどのWeb制作会社は人材不足で悩んでいるのが実情です。つまり、本当に採用したい人材が見つからない、採用したけれどあまり戦力にならないということが、実はとても多いのです。

知り合いであれば、就職希望の当人がどのようなスキルや実績を持っているのか、どのような方向性を目指しているか、そしてどのような人間性なのかを、ある程度詳しく把握できるのです。同様に、自社の制作会社や知り合いの企業が、どのような企業でどんな人材を探しているのかも、ある程度詳しく把握しています。これを前提に、企業と個人をマッチングするわけです。

知人と制作会社が親密であればあるほど、「友達がちょうど転職を考えていて、こういうスキルや人間です。とても良い人材だと思いますが採用しませんか?」という言葉の効果は高くなるのです。良い人材の採用が難しい現実の中で、このような人脈を経由した就職のお話は、企業にとっても求職者にとっても、非常に魅力的なマッチングになるので。

もちろん、転職を希望する本人のスキルや人間性が高くなければ、知人も企業に本人を紹介することがリスクにもなってしまいますから、自分自身が周りの人に自信を持って紹介してもらえる人間でなくてはならないということです。逆に、そういう人間として日々、努力をしていれば、これほど頼もしい就職活動の手段はないかもしれません。ですので、実績のない未経験者には少し難しいアプローチですが、経験豊富な人にとっては、就職活動の選択肢としては是非検討しておきたい方法です。

 

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